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「取引所」なのか「販売所」なのか

一口に取引所と言っても、各社それぞれに特徴が存在します。特に大きな違いとなるのは、「販売所」と「取引所」の違いです。本来は機能的に大きな違いを持っている2つですが、国内においてはどちらも「仮想通貨取引所」と呼び方をします。理由は定かではありませんが、どうも「取引所と販売所の両方を一緒に運用しているサイト」が多いからなのでしょう。ただ、この2つは明確に違いますから、それぞれの特性については理解しておくべきです。

zwz02.jpgより有利な価格で売買をするために「取引所」はあります。「取引所」とは売り手と買い手がそれぞれに価格を設定して、折り合いがつけば売買が成立する方式です。ここで重要になるのが、「板」と呼ばれる仮想通貨の売値と買値が書かれたものです。自分の買いたい(売りたい)価格を板に提示する人をMakerと呼びます。逆に、板に書き込まれた価格で売る(買う)人をTakerです。Makerが提示した価格に対し、Taker側が売買を申し込むことで取引が成立します。MakerもTakerも取引所の利用者ですから、「利用者同士が直接的に仮想通貨を売買する」のが「取引所」の特徴です。

そして、売買が成立した場合に一定の「手数料」が取引所に支払われる仕組みになっています。Makerは提示した価格以外での売買はありません。Takerも納得できる価格が板に書かれていなければ、売買を諦めるかMakerとして価格を設定することができます。ですから、「相場より安い(高い)価格で購入(売却)できた」という場合もあるわけです。反面、価格の折り合いがつかないとMakerはいつまでも取引が成立しないまま放置される可能性があります。上手に値付けできるようになるまでに、それなりの経験が必要でしょう。

その一方で、取引がすぐに確定する「販売所」の形式もあります。「販売所」では、ユーザーは販売所を相手に仮想通貨を売買することになるのです。販売所の運営が利用者から仮想通貨を買い取り、買い手に販売します。この時、「販売所」の売値と買値には差があり、これをスプレッドと呼びます。「販売所」でも手数料が設定されている場合はありますが、多くが無料にしているようです。直接手数料を得なくても、このスプレッドが実質的な手数料として入ってくるためでしょう。ですから、手数料のある「取引所」よりも、手数料無料の「販売所」を利用するほうが損になる場合も少なくありません。

また、スプレッドは常に一定というわけではなく、取引量が増減したり、価格が暴騰・暴落したりする場面で変化する場合があります。そのため、「取引所」の手数料と単純に比較するのが難しい点はあります。ただし、大抵の場合はスプレッドのほうが高くなることが多いようです。価格で損をする代わりに、すぐに取引を成立させられるというメリットを重視する場合に利用するといいでしょう。

いずれにしても、販売所と取引所のどちらにもメリットとデメリットがあるため、使い分けが肝心です。ただ、ややこしいのは取引所と呼ばれていても、実は「販売所」だったという場合があることです。日本国内では、「仮想通貨を売買できる場所は取引所と呼ぶ」といった流れになっているようで、詳しく調べないと「販売所」なのか「取引所」なのかわからない場合があります。また、同じ仮想通貨取引所の中で、「取引所」として取り扱っているものと「販売所」として取り扱っているものが別れている場合があります。知らないままだと予想外の損をしてしまう可能性もありますから、きちんと情報を集めることは重要です。


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